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    <title>アホアホ怪獣図鑑</title>
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    <description>主に日本以外のくだらない怪獣や酷い怪物をご紹介。</description>
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    <title>第１６回　もう一度あけてくれ</title>
    <description>

第一次怪獣ブームをまきおこすきっかけとなった「ウルトラＱ」は、最初の放映の時、編成の都合で２８番目の最後の１本だけが放送されませんでした。ただ、今と違って情報のゆきとどかない昭和４１年ですから、一介のジャリにすぎない私はそんなことを知るよしもなく、...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/ryoushitensi.JPG" target="_blank"><img src="images/ryoushitensi.JPG.400px.jpg" width="304" height="400" alt="ドクターフーの嘆きの天使" class="pict" /></a><br />
<br />
第一次怪獣ブームをまきおこすきっかけとなった「ウルトラＱ」は、最初の放映の時、編成の都合で２８番目の最後の１本だけが放送されませんでした。ただ、今と違って情報のゆきとどかない昭和４１年ですから、一介のジャリにすぎない私はそんなことを知るよしもなく、「Ｑ」は２７本、と思っていたわけです。<br />
ところが１年ぐらいあとでしょうか、夕方何気なく再放送の「ウルトラＱ」をつけると、いきなり見たことのない、しかも「悪魔っ子」ぐらい気持ちの悪い、かつＳＦな話が！！ゲゲゲゲゲッ、と驚く夏の夕暮れ。この話が、第２８話「あけてくれ」でした。このときの衝撃が、私の中に「ウルトラＱはまだもっとあるんじゃないか妄想」を、強烈に形成します。<br />
 <br />
後年「アウターリミッツ」を再発見したときに、やっぱり外国にウルトラＱがあったのだ！、と思いました。イギリスの「Out of This World」もそーなんじゃないかなーと推測したりはしてるんですが、ただまあ、数年前の本家のリメイクは別物でしたし、ＳＦマインドの細った昨今の新作では、「Ｑ」にはならないだろうなー、と思っていたわけです、ドクター・フーの第３シリーズ第１０話「Ｂｌｉｎｋ」（２００７）を見るまでは。<br />
 <br />
この回に出る怪獣は、ただの天使の像です。正直、写真だけ見てもぴんとこず、欧米のフィギュアショップで一番に売り切れるのがさっぱり分りませんでした。ですが、見た後では最低４ヶは欲しくなります。<br />
いやー造形の仕事してる私がゆーのもなんなんですが、大事なのはおはなしと状況で、キャラクターのデザインなんてほんとは、もんのごっついどーでもいーことなんじゃないでしょうかねー。<br />
 <br />
今回は、宇宙開闢の頃から存在するロンリー・アサシンという怪獣が、ロンドン廃園の”嘆きの天使像”に擬態した姿で現れるのです。此奴は必殺技クォンタム・ロックで身をまもり、狙った相手を過去に転移させてその時空ポテンシャルエネルギーを食う、などという量子論を活用したバカＳＦアイデアの結晶です。襲ってくるときも、ものすごくバカげているのに怖い、という。<br />
 <br />
本編も、（勿論全部見たわけではありませんが、）ドクターフー４６年の歴史上で最高の傑作と思われます。ドクターはほとんど出ず、現代の女の子に奇怪なかたちで謎のメッセージが届き続けるストーリーはよくできたホラーな感じですが、そこへ１本によくこれだけ、というくらい次々に量子論と時間ＳＦアイデアが連発されます。ヒューゴー賞ノミネートも当然でしょう。<br />
 <br />
いやー、もし世の中がもう少し違って、いまでも日本で「ウルトラＱ」がちゃんとＳＦとしてつくられていたら、こんなのができていたかも、と、トホホ思ったりもしました。<br />
さらに驚くことに、、開巻１７分あたりで、今回の主役の女の子が雨の中を警察署に入っていく場面でかかっているＢＧＭが、ウルトラＱのテーマにそっくりなんですよ！<br />
ホンの短い時間ですが、あまりにもデキすぎなので、びっくり。作曲者が意識したのでは無いと思うんですが、これで私の「もっとある妄想」がさらに強固なものになったのは言うまでもありません。<br />
 <br />
この回のシナリオを書いたスティーヴン・モファットは、２００５，２００６に担当した回でドクター・フーに２連続ヒューゴー賞をもたらした偉才。今年の「silence in library」前後編も好調です。再来年の第５シリーズからはエグゼクティブ・プロデューサーになるらしいので、期待するのであります。<br />
 <br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-06-19T00:59:41+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第１５回　脂肪の塊</title>
    <description>

先般NHKで放送されていたイギリスのテレビシリーズ「ドクター・フー」の今世紀版は、昔の旧シリーズとはえらい違いで、誰が見ても面白い良作でした（昔も、SFストーリーだけは、良かったんですが.....）。
本国では今第４シリーズが好評に放映中ですが、お前の管など...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/adipos.JPG" target="_blank"><img src="images/adipos.JPG.400px.jpg" width="392" height="400" alt="脂肪の塊" class="pict" /></a><br />
<br />
先般NHKで放送されていたイギリスのテレビシリーズ「ドクター・フー」の今世紀版は、昔の旧シリーズとはえらい違いで、誰が見ても面白い良作でした（昔も、SFストーリーだけは、良かったんですが.....）。<br />
本国では今第４シリーズが好評に放映中ですが、お前の管などのおかげで、異国異教徒のわたしらでもほぼリアルタイムに見れるのですねー。<br />
今シリーズも、ドクターはデイヴィッド・テナント演じる１０代目です。コンパニオンは、日本でいえば青木さやか？なキャスリーン・テイトに替われども、よく考えられたSFマインドや変チョコリンなアイデアは健在です。<br />
今回の怪獣は、その第１話「Partners in Crime」（日本題を勝手につければ、「ふたりはちょっとヤバい」といったところでしょうか）に登場する、ブロブめいたかんじの、アディポスです。<br />
此奴は、「３週間で体脂肪をとるサプリメント」としてヒトの体内にはいり、人体の脂肪分を自らの構成分子として増殖する宇宙生命、というバカアイデアの賜です。デブのひとの腹のへんから、きゅううっ、といって分離してきます。<br />
オバQとコケカキイキイをたしたような可愛らしい姿は、是非キャラクター・オプション社で３０ｃｍくらいの１／１スケールぬいぐるみにして欲しいものですが、急速成長信号を与えるとデブのおばはんの全身をバラグシャッ、と破壊して多数のアディポスになったり、万単位のアディポスが通りの向こうからわらわら湧いてくるグロ感も、ドクター・フーの楽しいところです。<br />
第４シリーズはこのあと、古代ポンペイ地下の溶岩怪獣パイロヴァイルや、アガサ・クリスティ対巨大蜂怪獣ヴェスピフォーム、吉本多香美状態のドクターの娘、まるで東映戦隊もののようなソンタランの作戦、ローズ・タイラー謎の出現など、いろいろうまいことやっています。きっとラストあたりでは、前シリーズで脱出したスカロカルト４人衆最後のひとり、ダレク・カーンがダヴロス博士を連れて帰ってくると思われます。<br />
NHKさん、早く日本でも。<br />
 <br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-05-31T11:54:50+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第１４回　笑ふ男</title>
    <description>

今回もメキシコですよ。
１９７１年製作「Santo Contra los Asesinos de los Otros Mundos」日本語では「サント対宇宙からの殺人者」でしょうか。いやーエル・サントが液体生物：宇宙キラーと闘うんですね。
アチャラでは不定形粘性系の怪獣をブロブ、と称しますが...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/uchuukiller.JPG" target="_blank"><img src="images/uchuukiller.JPG.400px.jpg" width="400" height="250" alt="muybien!" class="pict" /></a><br />
<br />
今回もメキシコですよ。<br />
１９７１年製作「Santo Contra los Asesinos de los Otros Mundos」日本語では「サント対宇宙からの殺人者」でしょうか。いやーエル・サントが液体生物：宇宙キラーと闘うんですね。<br />
アチャラでは不定形粘性系の怪獣をブロブ、と称しますが、細菌虫ヒドラゾーンなかんじなので、液体生物でもいいですよねこんなもん。<br />
で、もうみなさん、こーゆーのがあるらしい、と知ってはおられると思いますが、その液体生物とは、ものすごい汚いでかい布地をかぶっただけの人々、激ナンチャッテ液体生物です。<br />
その布地というのはですね、生地自体は多少伸び縮みしますが、上から全体に増粘剤をまぜたりまぜなかったりしたラテックスがテキトーに塗られたドログレイの代物です。それがいたるところメチャ荒っぽく縫われていて、ズタボロ布感ますます強調です。また、ところどころにあいた丸穴は、中のヒト用の覗き穴ですが、これだけ全く隠そうとしてない「穴」も珍しく、撮影中にバリバリはがれてゆくラテックスの壊れ箇所と区別がつきません。いやこんだけ工夫が無くて汚ならしい造形物も珍しい。<br />
でまあ、こいつの中には、たぶん最大９人は入れますので、ウノ・ドス、ウノ・ドスと行進してたのでせう。<br />
 <br />
此奴に対して、世界一物凄いプロレスラー、エル・サントが闘うわけですが、先祖代々悪魔の処刑人と戦ったり、観客に若返りパワーを授けたり、何故か西部でレプラ強盗団を改心させたり、思いつきでタイムトンネルをつくって宇宙家族ロビンソンスーツのねーちゃんをドラキュラに面会させて血を吸われても助けなかったりする流石の彼も、触ると食われる大ズタ袋相手では逃げ回るばかりです。<br />
悪のハカセの不条理超空間（ってゆーのかこれは！）で、変チョコ剣闘士らとエンエン戦ったり、ニャンゲンの悪もんと格闘はしますが、怪獣には、逃げ回ったあげく火山ガスもろとも爆破！、ではちょっと........<br />
 <br />
さらにさらに問題なのは、タイトル後に２番目に宇宙キラーに寝込みをおそわれるおっさん。寝てて、ハッと起きるとスグ眼前に宇宙キラーが！と、プハッ、と吹き出すおっさん！！<br />
恐怖のあまりの笑いというのはありますが、このバヤイは、白目ゴジラに殺られる篠原ともえの一世一代の名演とは１８０度逆ベクトルであります。<br />
.........いやー、あんまりにもヒドいズタゴミがミョロ〜ンと腕んとこらへんをのばしてきてて、笑うなとはいいませんよ。でもアップのフハ笑いって、東宝のロングで逃げる村人エキストラじゃないんで、NGなしってのはどーなのよ〜ニャ〜..........
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-05-25T23:24:26+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <link>http://kaiju.yonedazigoku.com/?eid=700298</link>
    <title>第１３回　怪獣プロレスラー</title>
    <description>

昔、怪獣がでできてヒーローとか怪獣同士とかが格闘して戦うやつを、おとなのSFのヒトとかはバカにして、「怪獣プロレス」なんて呼んだもんでした。アホ刺激に頼らず、もっとシナリオをSF的にちゃんとせい、ということでしょうか。
たしかに、日本のウルトラより古い...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/elsanto1.JPG" width="326" height="210" alt="アラーキ地獄クモ" class="pict" /><br />
<br />
昔、怪獣がでできてヒーローとか怪獣同士とかが格闘して戦うやつを、おとなのSFのヒトとかはバカにして、「怪獣プロレス」なんて呼んだもんでした。アホ刺激に頼らず、もっとシナリオをSF的にちゃんとせい、ということでしょうか。<br />
たしかに、日本のウルトラより古いイギリスの「ドクター・フー」シリーズなんかは、大特撮や暴力的パワーをみだりに使わず、SFトリックや知恵をつかって危地をきりぬけます。怪獣のどつきあいなんて、滅多にありません。その一方で、両方を知るイギリス人からは、喋ってばっかりのドクターよりも、日本のウルトラとかの方が衝撃的だった！ときいたこともあります。.........私は両方好きなんですが。<br />
 <br />
時代が変わったというのでしょうか、蔑称感は薄れ、怪獣の着ぐるみで本当にプロレスをやるアメリカ人も出てくるようになりました。が、やはりプロレスといえばメキシコ。メキシコといえばサント。サントといえばブルーデーモン。<br />
今回ご紹介するのは、"Blue Demon en Aranas Infernales"(1966・メキシコ)であります。サント・シリーズは後半正義のレスラー軍団化する訳ですが、これはそのなかで２号ライダー相当のヒーローレスラー、ブルーデーモンの単体主演作です。<br />
この作品で、ブルーデーモンは、宇宙のアラーキ星からきたクモ怪獣と戦う、というふれこみであります。ポスターにも８ｍくらいのでっかい蜘蛛の怪獣のイラストが載っていますが、いままでの経験がありますから、こんなパルプＳＦの表紙をみて描いたようなのを信用するわけには参りません。一体どのようなうっちゃりを食らわされるのかとアホ期待をして見ましたらやっぱりこう来たか！なのが上のイラストであります。<br />
８ｍどころか８０ｃｍのボア張り・あらびき造形なボス蜘蛛さんは、眼光点滅のみで、人間型の部下に抱えられて遁走。ブルーデーモンと格闘することは勿論なくて、「外宇宙からのティーンエイジャー」やエド・ウッドの「プラン９」からチョチョンと持ってきた特撮の円盤を故障させられ、自爆。<br />
ではブルーデーモンが戦う相手はというと、ボスグモ配下のねーちゃん：アリアネークがトチるもんで援軍できたヒゲのおっさん。此奴が、シリーズ恒例劇中プロレスに参入して、デーモンとやりあいますが、形勢不利とみるやウデに毛が生えはじめます。おおっ、こりゃ着ぐるみ化するのか、と思っていますと、手だけが別途うろついていた中型クモ怪獣に変形。それでうりゃーと襲ってきます。そのウデが下のイラストです。<br />
 <br />
いやー片手に蜘蛛足プランプランさせてかかってくるレスラーのおっさんですよ。<br />
やっぱりバカにされても仕方が..........この映画のクモみんな足６本だし........でも宇宙だからいいのか..................<br />
 <br />
<img src="images/elsanto2.JPG" width="335" height="278" alt="アラーキ地獄蜘蛛２" class="pict" />
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-04-14T17:32:29+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第１２回　映っているだけありがたいと思え</title>
    <description>

「遊星王子」には、こんなのもありました。

ちゃんちゃちゃ〜、ちゃちゃちゃちゃんちゃちゃ〜
緊迫感を高める曲とともに、番組が始まります。川崎あたりの港が映って、カメラはゆっくりパンします。
ちゃ〜ちゃちゃちゃちゃ〜ん
画面が切り替わります。今度はゆ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/redbird.JPG" target="_blank"><img src="images/redbird.JPG.400px.jpg" width="294" height="400" alt="レッドバード" class="pict" /></a><br />
<br />
「遊星王子」には、こんなのもありました。<br />
<br />
ちゃんちゃちゃ〜、ちゃちゃちゃちゃんちゃちゃ〜<br />
緊迫感を高める曲とともに、番組が始まります。川崎あたりの港が映って、カメラはゆっくりパンします。<br />
ちゃ〜ちゃちゃちゃちゃ〜ん<br />
画面が切り替わります。今度はゆっくり港にズーム。<br />
ちゃちゃちゃちゃ〜ん　<br />
またまた画面が替わると、今度は船。カメラは船をゆーっくり追いかけます。<br />
ちゃ〜んちゃちゃ〜ん　<br />
でもまた港の景色に。ゆっくりパン。<br />
ちゃちゃ〜ん........っていつまでこんなことやっとるねん！とカウントを見ると、港が映りだしてからもう２分近く。ヒーロー番組の本編、１回正味２２分なのに、ずっと港の景色だけ！<br />
 <br />
または、こんなことが。<br />
怪人が夜、野外で人を襲っているところにヒーローが来て争いになります。それを映す画面は、いきなりピンボケに。うちの器械が故障か？思いましたが、カットが人の顔アップになったりすると普通になるのでアレ？でもまた格闘になるとボケボケ、これがまたしばらく続く。<br />
おまえは昔の洋ピンか！またはケネス・アンガーか！<br />
こんな８０年代のヴィデオ・アートまたは放送事故寸前のような映像が次々に見れるのが、テレビ「遊星王子」の最終篇「魔境黄金洞」（昭和３４年）であります。NGというものが無い世界。思えば、これが放映されていたころは、テレビは映っているだけで珍しいものでした。よく停電もあって、突然止まったりしたし。<br />
<br />
異常事態は続きます。<br />
錦帯橋上空にはエド・ウッド系円盤が飛来するわ、悪人・黒鋼博士は「これが、アクアラングというものだ。」といってシュノーケルをとり出すわ。<br />
出張ロケの安芸の宮島では怪人レッドバードがバク転連発しつつ巫女さんを襲うという、今では実現不可能な行為も。世界遺産で暴れるなど、あとは００７くらいしかできません。<br />
日本ヒーロー史上、最もバッドトリップ感が高いです。最終回のラストカットなぞ、バンデルエッグから出たてのバンデル星人を見たときぐらい、驚きましたよ！<br />
 <br />
ストーリーは、インド人の邪教バラモン（って伊上勝好きだな〜）集団と怪盗ブラックハートといいもんによる、財宝争奪戦（またか！）です。邪教集団が操る身軽かつ正体不明の怪人が、上のイラストのレッドバードなのですが、此奴は宮島で生足見せつつトンボ返りをやったあとは、それっきり消えてしまいます。。神罰なのか？それともラテお面をなくしたのか？バラモン教団の魔像に似てたりもするんですが、説明関係は一切なし。<br />
 インド人集団とブラックハートによる、悪者同士の抗争もありますが、最終シリーズといえど、ものすごく変な殺陣・立ち廻りもそのままです。<br />
ええっと、もう、集団格闘の振りが、コドモの遊びみたいにあんまりにもヒドすぎて、奇跡的に新鮮であります。<br />
ダー、ウリャ〜、タ〜とか叫びながら面白いかっこうをして飛びはね、争いながら地平線まで走っていってしまう出演の皆さん。やー、いろいろ大変ですなー。<br />
中でもシリーズ全体を通して、悪人の秘書やら海底人などのいろんな悪い女を、悲惨な状況下で一年間やってきた阿部恵子よごくろうさん。下のイラストはバラモン教団で彼女が演じたインド女のマハンです。<br />
きっとメキシコのサントシリーズなら、ロレーナ・ベラスケスが演っていたことでしょう。...........<br />
 <br />
<a href="images/abek.JPG" target="_blank"><img src="images/abek.JPG.400px.jpg" width="324" height="400" alt="偽インド" class="pict" /></a>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-04-08T22:43:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第１１回　三丁目の星人</title>
    <description>

「仮面ライダー」をはじめて見た時に感じたイヤーなことは、「ああっ、またビンボーに戻ってしまった......」ということでした。
「ウルトラQ」が始まる前にみていたテレビといえば「月光仮面」や「少年ジェット」「まぼろし探偵」などの等身大ヒーローものだった訳...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/3chome.JPG" target="_blank"><img src="images/3chome.JPG.400px.jpg" width="290" height="400" alt="タルタン人のロボット兵団" class="pict" /></a><br />
<br />
「仮面ライダー」をはじめて見た時に感じたイヤーなことは、「ああっ、またビンボーに戻ってしまった......」ということでした。<br />
「ウルトラQ」が始まる前にみていたテレビといえば「月光仮面」や「少年ジェット」「まぼろし探偵」などの等身大ヒーローものだった訳ですが、昭和３０年代のものはいずれも物凄い低予算作ばっかりでした。そのあと第一次怪獣ブームで出てきたジャリ向け番組はいずれもが、それまでに比べるとゴージャスな特撮が含まれていたので、等身＝ビンボー観ができあがっていたから、そう思ったのです。<br />
おっさんになった今となっては夕陽ごと昭和３０年代を美化し、ビンボーを忘れるのと同時に、ダメテイストを楽しむことも覚えたのですが.........<br />
 <br />
「遊星王子」（昭和３３年〜３４年・テレビ）のぶっ壊れ具合は、尋常ではありません。なかなかのものです。<br />
初めは１話完結のバラエティ篇、次が用務員さんみたいな海底人が記録的ダメ特撮の「海タンク」で迫る恐怖奇厳城篇、さらに今回ご紹介する大空魔団篇、フィナーレはいちばんすごい魔境黄金洞篇と４つにわかれています。<br />
遊星王子自身すごいです。<br />
うっかり間違えて江戸時代の地球へ来てから２００年寝たあげく、ダム開発の発破で起床。東京の道ばたでビンボー靴磨きをしているおやじになる（王子なのに！）。変身するとダミ声・ドブ鼠色（にみえる）ゆるタイツでとる構えのポーズがすごく変。というかこの番組の殺陣、すごく変！ときどき円盤もよびますが、当然市販のおもちゃ丸出し。また、いつもいるクツ磨きのショバ横の電柱には「性病科」の文字が！気が付かなかったのか.....<br />
 <br />
そんな彼と、人工放射能（何やそれ！）の秘密をめぐって争うのが、タルタン（星）人です。<br />
まるで吉田戦車が描いたホトケサマにメタルナ昆虫人のドタマをひっつけたような顔。なんかアラビアふうないでたちは、サルタンでタイタンとゆーよく判らんもんの２ヶいちのつもりなのか？頭模様とマントなしの一般兵数人のほかにリーダーに従うのが、チビ太のオデン系金物着ぐるみのロボット兵団です。２体しかいなくても、兵団！と言いきります。右手モクモク、左手ヤットコの武装は強いんだか何だか。<br />
ほかにタルタン星と星間戦争中のメトウ星・暗黒兵団（黒い全身タイツのおっさん３人くらい）と怪盗スリーダイヤが、その秘密をねらい、４つどもえで１３回にわたってあっちへネリネリこっちでウロウロくりかえします。最後は３０円くらいで作ったような月面で、エド・ウッドくらいフラフラの宇宙船団が爆発したりもしますが、何の感動も湧いてこないのはなぜなのかしら..........<br />
 <br />
全体に空の多い当時の東京、出演者たちの悟りきったかのようなフハーとした演技、ダルーななかにも突然よぎる予測不能事態。メキシコのエル・サントに対応するのは、日本ではこの作品かもしれません。<br />
<br />
<br />
＜次回もまた遊星王子です..........＞<br />
 
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-04-04T21:35:22+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第１０回　沼田曜一になりたかった</title>
    <description>

世界に歴史上この人だけ、というような奇怪な俳優さんをひとりだけあげるとすれば、それは、日本が誇る、沼田曜一です。
 
キエ〜！！クエー〜キョワッ！クッヒョ〜ギョワッ！と、いうような奇声を張り上げて迫ってくる。
かと思うと、ものすごく急に、粘り着くよ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/numata2.JPG" target="_blank"><img src="images/numata1.JPG.400px.jpg" width="300" height="400"class="pict" /></a><br />
<br />
世界に歴史上この人だけ、というような奇怪な俳優さんをひとりだけあげるとすれば、それは、日本が誇る、沼田曜一です。<br />
 <br />
キエ〜！！クエー〜キョワッ！クッヒョ〜ギョワッ！と、いうような奇声を張り上げて迫ってくる。<br />
かと思うと、ものすごく急に、粘り着くような昏いダミ声で下から睨め付ける、激しいオーバーアクションの怪人、それが沼田曜一。<br />
映画の、そのカットそのカットで、前後の脈絡無く、いちばん派手な激演技を、次々に連発し続ける。それが沼田曜一。<br />
容貌は、テレンス・スタンプとか、ジョニー・デップの毒素を激しく強めた感じ。<br />
でも、普通に脇をかためたり、男前でも、いい人の役でも、平然とやる。<br />
といって、あー、まあ、ほら、何でもやりますよ、的に、普通にすごい役者のひとは結構いますよね？<br />
ですが、見ていて全く予測不能の、非常に演劇的なのかどうかすら、よくわからないように起きる奇怪な事態は、なにか非常にクレイジーな魂がないと、できないのではないかと。............<br />
 <br />
どのようなチープな状況にあっても、予測不能さの表現を続けたのが、沼田曜一でした。<br />
次になーにが起こるか全くわかりません。「海女の化物屋敷」のクライマックスで、本当にスベって転んで死ぬイヤミな悪者を、変チョコリンなリアリティーで演じるとは！あるいは、安シリアルで「ちーっっきしょう！」と言うだけで、全ての脈絡を止めてしまうとは！<br />
スタニスラフスキー・システムみたいなケチくさい世迷い言の限界を、バッサリ超えてしまうのは、ヴィンセント・プライスやクリストファー・リーとおんなじです。というか、もっと派手です。<br />
<br />
私が沼田曜一を初めてみたのは、１９６７年松竹テレビ「神州天馬侠」のなかで、日蘭混血の怪妖術師・呂宋兵衛（ルソンベエ）を演っておられたときでした（いや、本当は、もっと普通の彼を見ていたことは、あとで知るのですが）。<br />
さきに述べたような激演技で主人公に迫るフェンシングの怪人は、かつて新東宝で（あのウルトラQの一ノ谷博士の）江川宇礼雄がバケモノメイクで演ったよりも激しく印象的で、中川信夫の「地獄」のときの怪演にちかいです。有体にいって、そのへんの怪獣よりもっとバケモンです。<br />
他にも、大鷲を操る”鼻欠けト斎”（演：原健策）など強烈俳優によるレギュラー敵怪人が多い中で、すべてをけ落として、最終回の海の洞窟まで対決しきったときには、あんなハデな表現がしたい！おれは沼田曜一になりたい！!！と思ったもんでした。<br />
 <br />
いや、本当に吃驚したんですよ。<br />
 <br />
はりあげる奇声のレヴェルが違います。<br />
いまソフトで見れるなかで呂宋兵衛にもっとも近いのは、仮面ライダーXの死神クロノスでしょうか。マグリットの絵のような怪老人を演じています。<br />
番組体制の不備で不発だった「嵐」の悪魔道人にくらべても、映画版「黄金バット」のケロイドなどを含めても、東映系出演作ではこれがもっともノリノリです。ふつう声優さんに替わるとこを、怪人化してもそのまま本人が声を出し続け、２回に渡って激しくシュウウッ！！といい続けます。<br />
最終決戦で、Xと相打ちか！と思わせて、ポロッと落ちる首は、沼田曜一人間体のときからちゃんとつなぎ目が入っていて、なるほど弱点が！と、ちょっとオオッ！と思います。<br />
 <br />
残念ながら、沼田曜一はすでに他界されましたが、晩年の出演作「リング」シリーズ２作は、製作陣からのあのイヤーな新東宝出演作への、素晴らしいオマージュだったのだろう、と思います。<br />
 <br />
同じ松竹テレビの「まぼろし城」みたいに、ケーブルＴＶなんかで、いつか「神州天馬侠」、やってくれませんかねー.............<br />
<br />
<a href="images/numata1.JPG" target="_blank"><img src="images/numata2.JPG.400px.jpg" width="277" height="400" alt="呂宋兵衛その2" class="pict" /></a>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-03-24T23:03:33+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第９回　間違ったっていいじゃん</title>
    <description>

はじめて「シーデモンズ」（１９５８）のスチルを見たときにゃー、もー、どんなイヤな映画なんだろう、と妄想したもんです。
腐った般若のような土人女らが腕をひろげてわらわら、なんてもう新東宝じゃないですか。イラスト右下のように、死ぬと眼がピンポン玉になっ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/shidemons.JPG" target="_blank"><img src="images/shidemons.JPG.400px.jpg" width="371" height="400" alt="シーデモンズ" class="pict" /></a><br />
<br />
はじめて「シーデモンズ」（１９５８）のスチルを見たときにゃー、もー、どんなイヤな映画なんだろう、と妄想したもんです。<br />
腐った般若のような土人女らが腕をひろげてわらわら、なんてもう新東宝じゃないですか。イラスト右下のように、死ぬと眼がピンポン玉になったりもイヤの上乗せだし。「世界に新東宝はある！」という私の持論の証明、とまで思ったもんでした。<br />
..........けどね。しばらく経って、本編を見たときは、まー、確かに悪のナチス将校のジーン・ロス（三馬鹿大将とか”初代”００７バリー・ネルソンと戦ってた悪役俳優）をくびり殺すとこや、暴走して森をさまようとこなんかはイヤーな感じでしたが、ハイそれま〜で〜よ〜。あとはドリフです。<br />
ハリケーンで難破した金満一行が南海の妖しい島に漂着、という、東宝なら名作「マタンゴ」を作ってしまう設定も何のその。難破一行が密林で見つけるのは、（なんか近隣の島から誘拐されてきた、とかゆー）金髪ダイアナ・ネリス・ダンサーズの皆さんです。<br />
♪デーレコデーデー、ホエホエホエホエホー、とゆーエキゾチックミュージックでなぜか森のど真ん中で踊る１０人くらいのエロダンサーの皆さんはしかし、全員踊りがバランバランです。曲が進んでゆくと、３人４人とどんどん間違えます。振り付けもヘン。途中で福井の村祭りみたいになります。最終的には、キッカケもステップも全員がグダグダで、こんなスゴいダメミュージカルシーンは、「It Came from Hollywood」にもありません。<br />
このエロダンサー諸君がナチスによって改造され、シーデモンズになるのですが、腐れ般若のお面が４ケしかないので多数のねーちゃんはスのままです。また、ナチボスの嫁はんはイラスト左下のよーなミイラ風ですが、もはや正体は何であっても大差ない感じです。<br />
え〜、ま〜、ど〜でもええや〜ん、という制作者一同の声が私の脳内にヌル響いて、新東宝感はどこぞに消滅していくのであったのでした。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-02-10T09:07:10+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第８回　私が間違っていました</title>
    <description>

うっかりしていました。
第５回の原子人間は、本当は３つありまして、ＢＢＣで２００５年にＴＶムービー化されていたのです。
放映当初はあまり評判がよくなかったみたいですが、宇宙飛行士の嫁と不倫関係になる医者の役で１０代目ドクター・フーのデイヴィッド・テ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/genshiTe.JPG" target="_blank"><img src="images/genshiTe.JPG.400px.png" width="400" height="273" alt="原子人間の手" class="pict" /></a><br />
<br />
うっかりしていました。<br />
第５回の原子人間は、本当は３つありまして、ＢＢＣで２００５年にＴＶムービー化されていたのです。<br />
放映当初はあまり評判がよくなかったみたいですが、宇宙飛行士の嫁と不倫関係になる医者の役で１０代目ドクター・フーのデイヴィッド・テナントがでていたせいか、本国ではファンもでてきているようです。<br />
キャラクターや設定も現代的にアレンジされて、ドキュメンタリー・タッチの演出やリアル感重視の画面作りはいい感じです。ひとり還ってきた飛行士が、じつは３人の融合体である表現もうまくいっていて、イギリスはＳＦの国なんだなあ、と改めて思わされます。<br />
怪獣も、今のＳＦ的に納得できるように、宇宙線のような状態でスペースシップの外殻を透過して侵入し、いったん生物と同化変身したあと、上のイラストの手みたいな怪人状態になります。そしてさらに、触媒として化学物質をのみこんで元のかたちに戻るなど、よく考えられています。そしてこの怪獣の本来の姿というのは、電磁波の可視域外にあって................って、.ええっ！！<br />
やられました。..............<br />
最後の最後、クライマックスに現れる倉庫一杯のでっかいやつは、よーするに透明なので............いや、ノクトヴィジョンではまあ、下のイラストのようなケムみたいなもんが一寸だけ見えはするんですが..............<br />
大怪獣を期待していた私が間違っていました。<br />
確かにドラマ的には、ナイジェル・ニールのラジオ・テレビ版に忠実なラストで、ハマーの映画よりはましなんですが。<br />
でも、でっかいスーカスカの倉庫をみせられて地球の全生命を数日で滅ぼすモンスターといわれましてもですねえ、って、ああっ、そうかそれでイギリスの皆さんも怒って評価が低かったに違いありません！<br />
かつてＳＦ作家の星新一氏は、「怪獣はなかなか出てこない方がいいんだよ。」と仰っておられましたが、こんな全くでてこないもんを見た後では、まったく賛同できません。<br />
もう理想の怪獣映画は、ずーっと怪獣が２０匹以上が暴れ続けて破壊破壊で人間なんか全く出ない超金のかかったウルトラファイトのようなもんが良いですね。<br />
（テレビの大怪獣バトルも、怪獣が戦うだけでいいのに。どうしても人間を出したければ、ウルトラＱの変身巨人対巨大フジ隊員とか、悪魔ッ子対怪奇大作戦の弓矢の女神とか、日本刀大村千吉対バサラのハサミチョッキン少女にしてほしいですトホホ）<br />
<br />
<a href="images/genshiSuiren.JPG" target="_blank"><img src="images/genshiSuiren.JPG.400px.png" width="400" height="300" alt="三代目原子人間全体像" class="pict" /></a>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-01-29T19:28:18+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第７回　限界の果てのなれの果て（後）</title>
    <description>

（承前）アウターリミッツ怪獣の残存しているのを、３つ見たことがあるのです。
アメリカの怪獣コレクター、フォレスト・J・アッカーマン氏が第１７話のボックスデーモンを、同じくボブ・バーンズ氏が第１４話のザンテイ蟻人（やられ用量産型）をそれぞれ所有されて...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/biirusu.JPG" target="_blank"><img src="images/biirusu.JPG.400px.jpg" width="400" height="300" alt="宇宙ビールス　アウターリミッツ" class="pict" /></a><br />
<br />
（承前）アウターリミッツ怪獣の残存しているのを、３つ見たことがあるのです。<br />
アメリカの怪獣コレクター、フォレスト・J・アッカーマン氏が第１７話のボックスデーモンを、同じくボブ・バーンズ氏が第１４話のザンテイ蟻人（やられ用量産型）をそれぞれ所有されているのは皆さんご存知でしょう。<br />
私が見たのは８０年代末から９０年代でしたが、どちらもすでに経年劣化が進んでいて、とくに直彫りのウレタンにラテックスをかける、というスタンダード怪獣着ぐるみ手法で作られていたボックスデーモンの表面は、劣化してバリバリのボロンボロンでした。<br />
 <br />
だいたい怪獣がラテックスで作られることが多いのは、材料が安いうえに、そこそこ柔らかく伸び縮みするわりに結構強く、加工が楽、という性質によります。<br />
荒い扱いやどつき合いだらけの映画なんかにもってこいです。<br />
でも、もともとはただのゴムの木の樹液なので、紫外線や活性酸素に滅法弱く、収縮もすれば温度差変形もあるし、折りたたむ程度の加圧でも切れるなど、全く保存には向かない、その場限りの素材です。<br />
だから、昔の怪獣なんてあんまりまともに残っていないのです（作られて３５年経った実物大のラテックス製大魔神の撮影用プロップを、海洋堂に頼まれて保存用に修理したときは、かなり工夫が要りました。昔のフォームラテックスは、太陽に当たったハマーのドラキュラのようにザラザラ崩れるわ、新しくラテをかけると、古い方のラテに一瞬で水分を奪われて、ユニヴァーサルのミイラのようにバラン、と落ちるわで,,,,,,,）。<br />
 <br />
ところが、１９９９年にサンフランシスコでガレージキットメーカーをしている友人宅で、私が見た第９話「宇宙ビールスの侵入」の宇宙ビールスは、まるで何の痛みもなく新品同様でした。<br />
３０ｃｍ四方の、柔らかくて平たい現物は、うすいグレーがかった透明です。触手のなかに操演用ワイヤーが何本も封入されているのが見えます。さらに、ガラスでできた眼玉も動くようになっているという、非常に凝ったつくりものでした。<br />
ただ、あとで映像で確認すると、これは撮影前につくられた透明テスト体なのではないか、という気がします。<br />
テレビでみると全体が真っ黒になっていますし、眼が光ったり、触手が外部から自律して動くのですが、その光源・動力源がこの透明のやつには、入っていないのです。<br />
この私が見た宇宙ビールスは、長年にわたり、何故かジョージ・リーヴス版スーパーマンの大道具プロップに放り込まれていたのを、友人が、所有者であったアメコミコレクターからがんばって救出（！）したものです。なので、長期間の保存状況は、ぞんざいで良かったとは言えません。<br />
なのにどうして、他の怪獣のように劣化してなかったのでしょうか。<br />
それは、驚いたことに此奴は、当時非常に高価かつ珍しい素材であった、シリコンゴムでできていたからです。<br />
このシリコンゴムは、軟質素材ではいちばん経年劣化をしない、保存に強いものなので、結果としてきれいに残ったわけです。<br />
勿論、この怪獣にシリコンを使用したのは、長保ちさせるのが目的ではなく、本編のなかで、操演可能な透明モンスターを作るためです。柔らかい透明のモンスターにこだわったのですね。<br />
恐らく合成や操演バレの問題からなのでしょう、結局、透明感がフィルムには残らなかったのは残念です。<br />
でもこの宇宙ビールスは、史上初のシリコンでつくられた怪獣であり、そこにアウターリミッツのチャレンジ感がよく出ていると思います。<br />
また、シリーズ中では、ほかに第１５話のクロモ星人の上半身のかなりの部分が透明素材でできています。そこに、宇宙ビールスのテストを生かして、シリコンを使ったんじゃないかと思うんですが。どっかに残っていないかなあ.............<br />
 <br />
ところで一方、怪獣映画の国日本では、１９６３年当時はといえば、透明素材に工夫はしても、ビニルホースを斜め切りしてバランの角とか、やっと透明ポリをマグマの牙に使おうかと言う程度で、プラスティック素材はアメリカよりも随分立ち後れておりました（液体人間もただの流体ですし.........）。シリコンを使うなど、まず無理だったでしょう。<br />
当時の国力の差を感じます。<br />
 <br />
とは言いつつも、円谷プロのWOOが当時ポシャった経緯などを聞くと、日本の不定形のモンスターに対する空想力のありかたが、欧米とかなり違うようにも思えます。<br />
未知のものを不可解なままリアル化しようとする欧米と、鳥山石燕の妖怪のような感情移入可能キャラに変形してしまう日本と............日本だけ、その後ずーっとラテックスの着ぐるみ怪獣ばっかりが続く理由が、なんかそのへんにありそうな気がしているんですが。...........<br />
<br />
 <br />
 <br />
注：あっ、そういえば、DVD「怪獣のあけぼの」で宮脇センムが言っていた、５ｍ大魔神のシリコンコートというのは勘違いです。ほんとは、複数種の軟質プラスティックのコートでして...........<br />
 
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2007-12-02T23:39:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <link>http://kaiju.yonedazigoku.com/?eid=511810</link>
    <title>第６回　限界の果てのなれの果て（前）</title>
    <description>

今回は、フィリピンと米の合作、「Blood Thirst」（アメリカ公開｀７１、なのに白黒）の怪人ロイヤル・サーヴァントです。
６０年代に製作されたらしいのですが、本国フィリピンの公開年度はよくわかりません。
出演陣も、エディー・ロメロ系でおなじみの安心してみ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/ruminosu.JPG" target="_blank"><img src="images/ruminosu.JPG.400px.jpg" width="263" height="400" alt="ロイヤルサーヴァント元ルミノス星人" class="pict" /></a><br />
<br />
今回は、フィリピンと米の合作、「Blood Thirst」（アメリカ公開｀７１、なのに白黒）の怪人ロイヤル・サーヴァントです。<br />
６０年代に製作されたらしいのですが、本国フィリピンの公開年度はよくわかりません。<br />
出演陣も、エディー・ロメロ系でおなじみの安心してみれる配役、全体に場末感漂うイヤーな雰囲気がグッドな、新東宝的暗黒作であります。<br />
そして此奴はといいますと、あー、古代妖術で不老不死を保っているマニラのエロダンサー（白人女）が若さの源、娘の生き血を集めるために、ナイトクラブのオーナーを変身させた、という代物です。ただオバケマスクを被ったおっさんにしか見えないのですが...........<br />
 <br />
と、そー言ったところとは関係なく。<br />
実にこの作品最大の問題のポイントは、怪人の造形が、アメリカの怪獣SFテレビの金字塔、「アウターリミッツ」（｀６３〜｀６５）第２９話登場のルミノス星人を、まんま流用しているところです。<br />
アウターリミッツ番組終了後の１９６６年に、造形を担当したプロジェクト・アンリミテッドがガレージ・オークションで残存怪獣をたたき売ったときなのか、プロモやキャンペーンで繰り出されたときなのか、どこかで、本編用に複数作られたルミノスヘッドのひとつが海を渡ってしまったようです。あるいは、ドン・ポストあたりで抜かれた可能性もありますが、マスク自体がクタってきているような感じなので、当初の銀を剥がしたか上から塗り直したか、と思うのですが。......<br />
 <br />
思えば、アウターリミッツの劇中で、アメリカ都市の一街区を宇宙へ拉致ったルミノス星人自身が、南海の国へ連れて行かれてしまうとは、全く縁は味なモノであります。<br />
 <br />
ウルトラQのモトになったと言ってもいいこのSFTVの金字塔「アウターリミッツ」ですが、日本のウルトラみたいに、どの怪獣がどー使い回されて、というのはまとまって見たことがありません。<br />
約５０種の怪獣のうち、改造や後の他の番組、映画などにあらわれたオリジナル体で、私が確認しているのは、<br />
 <br />
☆アウターリミッツ内改造流用<br />
 <br />
　　第１０話　エボン星人→第２７話アンデラ星人<br />
　　第１４話ザンテイ蟻人→第２５話放射能怪虫<br />
　　第１５話クロモ星人→第２６話二階にいる生物→第４５話イムウォーフ<br />
　　第２３話エンピリア星人→頭部モールドから抜いたものをはぎあわせて第４５話メガソイドの顔<br />
　　<br />
☆他シリーズ、映画など<br />
 <br />
　　第５話高知能化チンパンジー→宇宙家族ロビンソン第９話巨大デービィ<br />
　　第７話ヘロシアン→怪奇家族マンスターズ　火星人に改造<br />
　　第２３話エンピリア星人→宇宙大作戦パイロット版　歪んだ楽園　鳥怪獣に改造<br />
　　第２７話カルコ銀河原人→　　　同　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幻覚獣人に改造<br />
　　第２９話ルミノス星人→映画　Blood Thirst　 ロイヤル・サーヴァント<br />
　　第４５話メガソイド→宇宙家族ロビンソン第３３話オウム怪獣→宇宙開発キャンペーンイベント？？写真が現存<br />
　　第４９話巨大化細菌マイキー→宇宙大作戦第２６話地底怪獣ホルタ<br />
 <br />
くらいなんであります。<br />
でも、このほかにアウターリミッツ怪獣の残存していたものを見たことがあって............(続く）　<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2007-11-15T19:26:42+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第５回　まぼろしの軍手</title>
    <description>

今回は、クォーターマス・シリーズ第一作「原子人間」であります。「原子人間」には２つあって、イギリスBBCが1953年に放送したテレビシリーズと、それの映画化（英・ハマーフィルム）。

モンスターに取り憑かれた宇宙飛行士が、いろいろ融合したすえ、10Mクラスの...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/genshi.JPG" target="_blank"><img src="images/genshi.JPG.400px.jpg" width="263" height="400" alt="原子人間" class="pict" /></a><br />
<br />
今回は、クォーターマス・シリーズ第一作「原子人間」であります。「原子人間」には２つあって、イギリスBBCが1953年に放送したテレビシリーズと、それの映画化（英・ハマーフィルム）。<br />
<br />
モンスターに取り憑かれた宇宙飛行士が、いろいろ融合したすえ、10Mクラスの怪獣になるのです。<br />
同じ設定の怪獣ながら、それぞれデザインがちがっていて、映画はウニの中身を拡げたみたいなもんでした。映画は日本でも公開され、DVDにもなっています。しかし、昭和40年代前半の怪獣本で、これが原子人間だ！として載っていたテレビ版の方は、このイラストのようなもんなのですが、ついに日本で放映されることはありませんでした。今となっては、肝心の怪獣が出る後半の映像も本国で失われてしまっており、奴が動いているところを見ることは不可能になっているのでした。<br />
.........と、思っていたのですが、意外にも。この怪獣の作りもの自体は現存していました。<br />
BBCが最近だしたテレビ版クォーターマスシリーズのDVDセットに、原作・脚本担当のナイジェル・ニールのドキュメント映像のオマケがついています。<br />
その中で、ニール夫人がやおら何か小汚い塊を取り出します。「これがオリジナルの原子人間よ」それは、ただの軍手に木の根っこと羊毛をはってラテックスを塗った代物でした。<br />
夫人は軍手を両手にはめて「こうやったのよね」とかいいつつ指をピロピロさせます。あああ、動かすと経年劣化したラテがポロリポロリと落ちてきます。そしてこれは、彼らが作ったものでした。<br />
なんと言うことでしょう、当時の特撮班に、こんなもんデザインできん！と言われたニールは、軍手モンスターを嫁はんとデッチ上げ、自ら両手にはめて、写真を貼っただけと思しきウエストミンスターのセットの開口部からピロピロさせて撮影したと思われます。 <br />
まあ、動いているところは見れたんですが。<br />
40数年見たかったものは.........<br />
ああ、外国のもんだから、もっとでかくて立派な操演怪獣だとばっかり思っていたのに...........<br />
<br />
<a href="images/genshigunte.JPG" target="_blank"><img src="images/genshigunte.JPG.300px.jpg" width="300" height="203" alt="原子人間の軍手" class="pict" /></a>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2007-10-26T21:49:52+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://kaiju.yonedazigoku.com/?eid=461719">
    <link>http://kaiju.yonedazigoku.com/?eid=461719</link>
    <title>第４回　この子を捜して　</title>
    <description>

「ああっ！この小学生が考えたような怪獣は何だ！」と、大伴昌司のように驚いたのは、USAゴジラが公開された１９９９年、とあるエロ雑誌の紹介写真をみたときのことです。
このスットコドッコイな怪獣の名前はコックジラ。
明らかにUSAゴジラをあてこんでいます。ア...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/cockjira.JPG" target="_blank"><img src="images/cockjira.JPG.400px.jpg" width="400" height="366" alt="コックジラ" class="pict" /></a><br />
<br />
「ああっ！この小学生が考えたような怪獣は何だ！」と、大伴昌司のように驚いたのは、USAゴジラが公開された１９９９年、とあるエロ雑誌の紹介写真をみたときのことです。<br />
このスットコドッコイな怪獣の名前はコックジラ。<br />
明らかにUSAゴジラをあてこんでいます。アメリカのポルノヴィデオメーカー・インXセス社が同名作を制作中、と記事は紹介しています。エロ女優さんの横に立つ此奴は、直立すると２m５０cmはあろうかという結構な着ぐるみです。エロものにありがちな投げやりな感じは、ものすごく視界の良さそうな覗き穴ぐらい。特殊メイク系の塗装をされた、あまりにもなデザインのわりには、良くできたつくりものと言えるでしょう。<br />
そして此奴にはガールフレンドもいます。と言っても女優さんではなく、JP風の、やはりエロの割に良くできた、ティラノサウルス系恐竜怪獣なのですが、そこはやはりエロ怪獣同士。お股にとってつけたような巨大オメコがボヨヨンと付属していて、葛飾北斎方面に行かない裏切りが、さらにバッドセンスで途方に暮れます。<br />
でも後の「尻怪獣アスラ」なんかよりはちゃんと着ぐるみがある分インパクト大。ああどんなしょうもないのだろうか、と期待して待っていたのですが.......... ところがどうも、これは撮影はされたようなのですが、完成しなかったか、リリースされなかったようです。事情はわかりません。メジャー系映画のパロディポルノは、版元から訴えられたりすることもあるらしく、バットマンパロディの「スプラットマン」という作品は発禁になってしまいました。<br />
「コックジラ」も「ゴジラ」製作サイドと何かあったのでしょうか？？？ああ、コックジラとそのガールフレンドラーがどんなアホな交わりをしたのでしょうか、見れない今となっては、アホ妄想が拡がるばかりです。<br />
<br />
どなたかこのアホで可哀想な怪獣のその後について、ご存知ありませんでしょうか？ 
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    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2007-10-18T14:39:33+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第３回　ロシアから愛をこめたような</title>
    <description>

♪〜〜チンポの毛が抜けた　チンポの毛が抜けた　また〜抜けた〜　♪
００７のテーマ音楽に勝手に歌詞をつけて、弟と高歌放吟していた子供時代でした。

前回のネタを引きずります。
イギリス、というと一般的には、アメリカよりもかしこ、な感じがします。
でも、...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/nightcaller.JPG" target="_blank"><img src="images/nightcaller.JPG.400px.jpg" width="255" height="400" alt="ナイトコーラーのメドラー" class="pict" /></a><br />
<br />
♪〜〜チンポの毛が抜けた　チンポの毛が抜けた　また〜抜けた〜　♪<br />
００７のテーマ音楽に勝手に歌詞をつけて、弟と高歌放吟していた子供時代でした。<br />
<br />
前回のネタを引きずります。<br />
イギリス、というと一般的には、アメリカよりも<b>かしこ</b>、な感じがします。<br />
でも、前回をごらんになって頂くと、必ずしもそうではないことがお判りでせう<br />
今回の"Night Caller from Outer Space"（'66）もイギリス映画ですが、宇宙から隕石状になってイギリスに侵入した怪人メドラーが、ロンドンで占い師に化けて女を襲ったり占ったりという、豆腐でできた脳ミソで考えたようなストーリーです。<br />
怪物も、片手と反面がちょっとヘン、という程度の腰抜けです。何もいいところがありません。<br />
でも、私はこのタイトルに流れる安っぽいテーマソングが好きです。<br />
歌詞も、"♪ナ―イトコーラ―、って　みんなをサイミン状態にするよ―♪"<br />
と頭が悪いかんじで、日本アニメ創世期感バッチリです。<br />
さらに、イギリスといえば００７。この曲はジョン・バリーの「００７／ロシアから愛をこめて」とまったく同じ進行で、筒美京平なみの高レベルパクリソングであります。<br />
この時期、若いみなさんには想像もつかないような００７ブームが世界中にふきあれていまして、００７系パクリミュージックというのは本当にそこらじゅうにあふれまくっていた訳でありますが、その「エセ００７ミュージック」の一環として、「エセ　ロシアから愛をこめて」があったと思われます。<br />
でも、今きくとなつかしく、今だからこそ変な新鮮さが。<br />
他には、スウェーデンの怪獣映画「Terror of Midnight Sun」の主題歌も"エセ　ロシア"です。これも、同じくらい大好きなんですよ、歌だけ。<br />

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    <dc:date>2007-10-14T16:09:20+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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    <title>第２回　予言とボンドガール</title>
    <description>

欧米の&quot;モンスター&quot;の概念は、日本の怪獣と怪人と妖怪を含めたものなので、日本でも1960年代は境界がオボロゲでした。
本コーナーでは、それを踏襲して、「変な怪人」も怪獣扱いにしてしまいます。
そして、此奴は1957年イギリス製作の&quot;The Man without a Body&quot;に出...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<a href="images/nosutora.jpg" target="_blank"><img src="images/nosutora.jpg.400px.jpg" width="308" height="400" alt="ノストラダムス男" class="pict" /></a><br />
<br />
欧米の"モンスター"の概念は、日本の怪獣と怪人と妖怪を含めたものなので、日本でも1960年代は境界がオボロゲでした。<br />
本コーナーでは、それを踏襲して、「変な怪人」も怪獣扱いにしてしまいます。<br />
そして、此奴は1957年イギリス製作の"The Man without a Body"に出てくる改造怪人であります。<br />
この地味なタイトルの映画は、アメリカのマイナービデオのカタログで見つけたのですが、キャストの中に初期００７シリーズでメキシコのダンサーやトルコスパイの愛人を演っていたナジャ・レジンの名があったので、内容にはあまり期待せずに注文してみたのでした。<br />
ストーリーは、えー、何でも生首の状態で生かしておく研究をしとるハカセに出会ったハゲの金満オヤジは、新たな金もうけの一計をたてる。<br />
オヤジは手下のチンピラをおフランスに派遣し、ノストラダムスの墓（ちゃんとでっかく「ノストラダムスの墓」と書いてあって警備員までいる）を襲わせ、死体の首を奪ってくる。で、これをハカセに生き返らさせる訳ですな。<br />
フハッと目覚めたノストラダムスの首に、金満オヤジは言う。「どの株が上がるか当てろ！！」<br />
でも、オヤジの愛人（これがボンドガールの人）と密通したハカセの助手の陰謀で、ノストラにウソ情報を言われたオヤジは破産。逆上したオヤジは助手とノストラ首に重傷を負わせる。困ったハカセは、助手の体にノストラダムスの首を接合してしまうが、こいつが暴走。「ノストラダムス男」と化して、オヤジを求めて夜のロンドンをさ迷って犬に吠えられるのだった。……という素晴らしいストーリーです。<br />
ノストラダムスに株の予想をさせる、という空前絶後のテーマに加え、教会の鐘つき堂のラストカットのマヌケさにはラーメンを鼻から吹き出しました。<br />
そして「ノストラダムスの首」の造形は、レザーをはりあわせたような形ながら、<br />
オ●ム真理教教祖にクリソツで、微妙なヤバさをかもし出しています。<br />
でも、「ゴールドフィンガー」で巨乳をゆすっていたナジャ・レジンはもうほんのちょっとしか出番がなく、全然エロいこともなかったのでした。……<br />

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    <dc:date>2007-10-04T16:24:52+09:00</dc:date>
    <dc:creator>地獄塗装米田武志</dc:creator>
    <dc:rights>地獄塗装米田武志</dc:rights>
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